皆さんは、2026年度から経営学部のカリキュラムが大きく改訂されることをご存じでしょうか。本記事では、なぜ改訂が行われたのか、何がどのように変わるのかについて、パンフレットには載っていない背景や、そこに込められた想いを紹介します。
今回は、カリキュラム改訂に深く関わった現・経営学部長の青木章通先生にインタビューを行い、その狙いや学生への期待を伺いました。先生にインタビューし、その狙いや学生への期待を伺いました。

経営学部長の青木章通先生
■8年ぶりの進化。その裏側にあるものとは?
― 2026年度からカリキュラムが改訂されると伺いました。改訂の背景や目的について教えてください。
青木学部長
前回の改訂から長い時間が経ち、AIの発展やオンライン授業の普及など、学生を取り巻く学習環境が大きく変化したことが背景にあります。
また、従来のカリキュラムでは、3年次に選択するテーマ科目において、特定の科目に履修が集中してしまい、学びに偏りが生じるという課題もありました。
今回の改訂は、こうした偏りを解消し、より幅広く、多様な学びの機会を提供することを目的としています。
― 主な改訂ポイントを具体的に教えてください。
青木学部長
大きなポイントは二つあります。一つは「学びの偏りをなくすこと」、もう一つは「学科ごとの学びを明確にしたこと」です。
新しいカリキュラムでは、
- 経営学科は「戦略と組織のマネジメント」
- ビジネスデザイン学科は「商品開発と事業創造」
を必修テーマとして設定しました。
また、学びの進め方も学科ごとに特徴がはっきりしています。経営学科では、まず経営の基礎を幅広く学んだうえで、自分の興味に応じて進路を絞っていく流れを重視しています。
一方、ビジネスデザイン学科では演習重視のスタイルを取り、1年次後期から演習科目を通じて専門性を深める仕組みになっています。
各学科の学びを深めるために、ぜひ学んでほしい内容を集中的に履修してもらえる点や、特定の科目に受講が偏る課題を改善できる点が大きなメリットです。新しいカリキュラムは、各学科ならではの専門性が明確に分かる構成になっています。
■やりたいことにすぐ取り掛かれる学びへ
― この改訂によって、学生の学びや成長にはどのような変化が期待できますか?
青木学部長
今回の改訂によって、学生が自分の興味に早い段階から挑戦できる環境が大きく広がりました。
まず、学びの機会そのものが拡大しています。進級条件を緩和したことで、2年生から海外での学習や実践的な経験に参加しやすくなり、グローバルな視点や多様な価値観を身につけるチャンスが増えました。
また、これまで2年次以降に開講されていた寄付講座や特殊講義を、1年次から受講可能にした点も大きな変化です。入学直後から専門性の高い学びに触れられるようになりました。特に、やりたいことが明確な学生にとっては、1年次から専門的な学びに取り組める点が魅力だと思います。
「興味がある」「実現したい」という気持ちを、入学してすぐ形にしていけるカリキュラムなので、ぜひ積極的に挑戦してほしいですね。
― 受験生に向けてメッセージをお願いします。
青木学部長
経営学部はカリキュラムだけでなく、入試方法も改定し、多様な力を持つ皆さんを受け入れる体制を整えました。今年度からは、資格やプレゼンテーションなど、これまでの学びや経験を活かせる総合型選抜も拡充しています。
経営学は、時代に合わせて常に変わり続ける学問です。その変化こそが魅力であり、面白さでもあります。
今回の改訂で誕生した新しいカリキュラムは、まさに現代の学びに即したアップデートです。入学直後から自分の興味に沿って挑戦できる環境が整っています。
こうした学びを通じて、社会の変化に柔軟に対応できる力を身につけてほしいと思います。皆さんと経営学部でお会いできることを楽しみにしています。
〈クレジット〉
取材・文:経営学部経営学科 2年 長谷川瑠音
編集:経営学部経営学科 3年 柴田莉果・増田丈一郎