経営学部での学びを考えるうえで、専門分野を深く学べる「ゼミナール」に注目している学生も多いのではないでしょうか。
今回は、デジタル製品やサービスの分析を通じてビジネスモデルの理論やパターンを学び、その知識を実践に活かす活動を行っている足代訓史ゼミナール(以下、足代ゼミ)をご紹介します。
お話を伺ったのは、足代ゼミに所属する3年生の宮田さんと斉藤さん。
ゼミを選んだ理由から具体的な活動内容、そこで得られた学びや成長、そして足代先生の魅力まで、たっぷり語っていただきました。

■足代ゼミってどんなゼミ?
――はじめに、なぜ足代ゼミを選んだのかを教えてください。
斉藤さん:公開ゼミでの先輩たちの雰囲気が良く、デジタルビジネスに関して学ぶことが今後役に立っていくだろうと考えたので足代ゼミを希望しました。
宮田さん:私は「ほどよく仲が良く、それでいてしっかり勉強できるゼミ」に入りたいと思っていました。また、1年生のときにビジネスコンテストへ参加した経験から、ビジネスモデルのパターンを学べる足代ゼミに興味を持ちました。
ビジネスモデルを学び、実際のサービスを分析
――足代ゼミではどのような活動を行ってますか?
宮田さん:最初はビジネスモデルのパターンを学んで理解するために、グループにわかれて輪読(ひとつの本や論文を複数人で分担して読み、発表や議論を行う学習)をしました。
教科書の内容を理解するだけでなく、「どうすれば聞き手を飽きさせないプレゼンができるか」を意識しながら発表していました。
斉藤さん:5月からは、輪読で学んだ内容を活かし、新しいグループで既存のサービス分析に取り組みました。
サービスの問題点や課題を発見し、その改善策を検討するという内容です。
活動の中ではコンサルタントの方から直接フィードバックをいただく機会もあり、提案内容を何度もブラッシュアップすることができました。
グループ内でスケジュールを合わせるのは大変でしたが、最終的にはコンサルタントの方からお褒めの言葉をいただくことができました。
さらに改善点についても具体的なアドバイスをいただき、今後のプロジェクトにつながる貴重な経験になりました。
■前期に取り組んだビジネスモデル分析プロジェクト
――お二人はどのような製品やサービスの分析をしたのですか?
女性向け予約サービス「オズモール」を分析
宮田さん:私たちのグループは、レストランやホテルの予約サービスを提供する「オズモール」を分析しました。
オズモールは女性のお出かけに特化したサービスなので、その強みをどのように活かせるかに注目しました。
分析を進める中で、ホテル予約分野にはまだ伸びしろがあると考え、「ホカンス(ホテル+バカンス)」向けの予約サービスを強化する提案を行いました。
―ホカンスは近年注目されていますよね。男性メンバーからはどのような意見が出ましたか?
宮田さん:実はグループの男性メンバーは、最初オズモールのことを誰も知りませんでした。
だからこそ先入観のない視点でサービスを見ることができ、私たちだけでは気づけなかった課題や改善点を発見できたと思います。
ホカンスというアイデア自体は私たちから出たものですが、全員が積極的に意見を出し合い、最終的には全員が納得した状態でプレゼンに臨むことができました。
地域の魅力に着目した「アソビュー」分析
―斉藤さんのグループはどうですか?
斉藤さん:私たちは、レジャー施設や体験型アクティビティの予約サービス「アソビュー!」を分析しました。
競合サービスが多い中でどのように差別化するかを考えた結果、地域に特化した情報を提供している点に注目しました。
そこで、その地域ならではの魅力や、まだあまり知られていないレジャー施設を発信することに加え、地域住民にもメリットのある新たなサービスを提案しました。

■足代ゼミで得られた学びと成長
―約半年間活動してきて、成長したと感じることはありますか?
斉藤さん:グループワークが多いため、コミュニケーション能力が身についたと感じています。
また、相手の意見を聞いた際に「なぜそう考えたのだろう」と掘り下げて考える質問力も養われました。
そうした力を持っているゼミ生が多く、良い意味で刺激を受けています。
―ゼミだからこそ出会える仲間から学ぶことも多いですよね。
宮田さん:私は勉強面でも人間性の面でも成長したと感じています。
勉強面では、ビジネスモデルのパターンや分析手法など、ゼミで学んだ内容を他の授業でも活用できる場面がありました。
例えばグローバルリテラシ演習で利益構造や顧客価値提案について考えた際に、「ゼミで学んだこととつながっている」と感じたんです。
学んだ知識が別の授業でも活かせたことで、点と点がつながる感覚があり、とても嬉しかったですね。
人間的な成長という面では、チーム活動の中で「人の長所を見つけ、その力を最大限に引き出せる人になりたい」という目標があります。
グループワークを通じて、自分にはまだ足りない部分があると気づき、アルバイト先の店長や家族など周囲の人から積極的に意見を聞くようになりました。
そうした経験も大きな学びにつながっています。
■ゼミ生同士の交流も活発!

後期の活動風景
「木曜日が一番好きな曜日」
―足代ゼミに入ってよかったなと感じたエピソードはありますか
宮田さん:私はゼミのみんなに会えることが楽しみで、活動がある木曜日が一番好きな曜日なんです。
ほどよくリラックスした雰囲気がありながら、課題にはしっかり取り組む。そんな人たちが集まっているので、とても居心地が良いですね。
以前、「BBQに行きたい!」と話したところ、みんながすぐに賛成してくれて、あっという間に計画が進みました。
その反応の早さがとても嬉しかったです。
夏休みにもたくさんの思い出を作ることができたので、これからもみんなで楽しい時間を過ごしたいと思っています。
斉藤さん:私も居心地の良さが足代ゼミの魅力だと思います。
活動が始まる前は知り合いが一人もいなかったので、不安もありました。
でも、みんなとてもフレンドリーで、「全員で楽しもう」という雰囲気を持った人ばかりでした。
夏休みの合宿では、お互いの新たな一面を知ることができて、とても楽しかったです。
■ゼミ生に慕われる足代先生の魅力
―最後に足代先生はどのような先生ですか?
斉藤さん:とても学生に寄り添ってくださる先生です。
合宿の行き先なども含め、まずは私たちに任せて自由にやらせてくれます。
そのうえで、必要な場面では的確なアドバイスをくださり、しっかり導いてくれます。
学ぶときは真剣に、楽しむときは一緒に楽しんでくれる先生です。
宮田さん:私たち一人ひとりに真剣に向き合ってくださる先生だと思います。
プレゼン資料の確認をお願いしたときも、本当に細かいところまで丁寧に見てくださいました。
また、取り上げる企業やサービスについても事前によく調べたうえでフィードバックをくださるので、「先生に負けないくらい自分たちも調べなければ」と感じます。
とても頼りになる先生です。
■おわりに
ビジネスモデルの分析を通して専門知識を深めるだけでなく、主体的なグループワークを通じて人間的な成長も実現している足代ゼミ。
仲間と切磋琢磨しながら学べる環境と、学生の挑戦を後押しする足代先生のサポートが、多くの学びにつながっていることが伝わってきました。
「ビジネスを分析する力を身につけたい」「仲間と協力しながら成長したい」と考えている2年生のみなさんは、ぜひ公開ゼミに足を運んでみてください。
取材・文:経営学部3年 浅野陽菜
編集:経営学部2年 山吉璃咲